Hornos Bay of Chile, southern entrance of the misty desert randum


霧の砂漠
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「霧の砂漠」への南の入口、チリのオルノス湾
Hornos Bay of Chile, southern entrance of the misty desert

チリの首都サンティアゴの北 400㎞ に位置するラセレナやコキンボなどの都市は アタカマ砂漠の南の入口といえる。写真はラセレナの北 30km にあるオルノス湾(南緯 29 度 38 分)で、 アタカマ砂漠の海岸部に特有な海霧のために霞んでいる。ラセレナの気候は年平均気温 13.7 ℃、 年降水量 86mm(1981~2010年 平年値)という砂漠気候(ケッペン気候区分のBW気候)であるが、 その割に植生が密なのはこのような海霧の影響と考えられる。これより北に向かい、海岸沿いには湿った 「霧の砂漠」が、内陸では極端に乾燥した砂漠が、ペルー北部まで3200㎞連続する。 大陸西岸の亜熱帯(中緯度)高圧帯に形成される西岸砂漠あるいは海岸砂漠とよばれるものである。
2003年8月29日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-29 38 4.71, -71 17 15.41 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 8°
PanoraGeo-No.205     直前のページに戻る     HOME⏎ このテーマ 1/11 ⇒NEXT