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チリ北部の気候区

Climate of the northern Chile アタカマ砂漠の範囲は、ほぼ、この図における沿岸砂漠気候(紫色)と通常砂漠気候 (ピンク)とを合わせた地域である。沿岸砂漠気候は、 チリではカマンチャカとよばれる 海霧や低い雲に覆われることが多い砂漠気候で、ケッペンの気候分類ではBWnと表記される。 一方、通常砂漠気候は、霧などに覆われることがないという点では、世界の多くの砂漠と 同じで、「通常」といえる。しかし、気温の年較差が10度以下と小さい点は、 多くの砂漠と性質を異にする大陸西岸の海岸砂漠気候の特徴である。 沿岸砂漠気候の分布は、太平洋に迫る海岸山脈の急斜面の下部という 比較的狭い帯状の地帯に限られ、アタカマ砂漠の大部分は通常砂漠気候である。
通常砂漠気候の内陸側の標高約2500~3000m以上のアンデス山脈の高所(アタカマ高地)は 高地砂漠気候である。通常砂漠気候より低温で降水量がやや多いため、疎らな植生 が成立するが、砂漠であることに変わりはない。
資料:Pedro Cunill Grau (1977):Geografia de Chile の図をもとに、 Inzunza, J.(2003):Meteorologia Descriptiva y Aplicaciones en Chile, p.426の図を参考に一部改変。
PanoraGeo-No.213a     直前のページに戻る