New residential area in the marginal part of Ica City randum


霧の砂漠
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イーカ市縁辺部の新興住宅地
New residential area in the marginal part of Ica City

イーカはペルーの首都リマの南東260㎞にある人口25万程度の都市。 標高は400mほどであるが海岸から50km内陸にあるため海霧に覆われることが少なく、地上絵で 有名なナスカとともにサニーな(日の当たる)都市といわれている。しかし時には海霧が達する ことは、霧の水分で育つロマ植生の分布が報告されていることからも明らかである。年平均降水量は 10mmほどで、ほとんどの年、雨が降らない。したがって、庶民が家をつくる場合、 本式の屋根づくりは後回しになる。新興住宅地では、渡した棒の上にナツメヤシの葉のようなものを 編んだ莚を掛ける程度の仮の屋根の家が多い。ただしこの町に年に何度か吹くパラカ(Paraca)とよばれる 強風で仮屋根が飛ばされるのを防ぐため、重しとして泥を載せ、時には屋根をガラクタ の置き場にもする。その結果が、写真のような雑然とした景観である。 パラカは日射で暖まって低圧になったイーカ台地へ海から吹き込む地方風で、風速20m以上にもなり、 著しい砂嵐をひき起こす。
1986年8月10日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-14 3 20.91, -75 43 41.32 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 161°
PanoraGeo-No.285     直前のページに戻る     BACK⏎ このテーマ 9/11 ⇒NEXT