Large pasture in the Amazon flood plain

アマゾン氾濫原の大規模な牧場

Large pasture in the Amazon flood plain

randum


 テーマ 23

アマゾン式移牧
8

BACK⏎ ⇒NEXT

直前のページに戻る

 8月上旬、水が引いたアマゾン氾濫原(ヴァルゼア)の牧場へ台地(テラフィルメ)の牧場から牛たちが戻って来た。 アマゾン式移牧は、アマゾン川の高水期に浸水する氾濫原と浸水しない台地との間を季節的に家畜(牛)を移動させる牧畜形態で、アマゾン中流部の広い地域で盛んに行われている。 台地の滞在期間は4月ごろから7月ごろまでの3~4カ月間である。 アマゾン中流部の氾濫原でこのような形の牧畜が成立したのは 1950 年代で、とくに 1953 年に起きたアマゾン川の記録的大洪水の影響が大きい。 また、1960 年代をピークに衰退したジュート(黄麻)の栽培に代わるものとしてアマゾン氾濫原の牧場化が急増した。 ジュート畑の跡地はほとんど手を加えなくても、肥沃な牧場に転換できる利点があった。

2002年8月7日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-3 6 52.22, -57 53 45.72 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 121°

PanoraGeo-No.348   🔍拡大

直前のページに戻る   BACK⏎  このテーマ 8/9  ⇒NEXT