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ブラジル南部高原の地質
パラナ州ブラジル南部高原の地形地質断面

パラナ州ブラジル南部高原の地形と地質

Landform and geology of Brazilian Southern Highland

 上の図はブラジル南部3州の地質図、下の図はパラナ州南部(地質図のA-B)の地形地質の断面図で、東の端(A)は大西洋、西の端(B)はパラナ川である。 この断面の大部分はブラジル南部高原とよばれる高原であるが、パラナ州の南部高原は、上の断面図における(2)と(3)の2つの崖を境にして第一高原、第二高原、第三高原の3つに細分される。 これら2つの崖は、ともに西に緩やかに傾く背面をもったケスタの崖である。 第三高原はおもに中生代の玄武岩質溶岩層がつくるケスタの背面、第二高原は古生代の堆積岩がつくるケスタの背面であり、州都クリチバのある第一高原は先カンブリア時代の基盤岩石(花崗岩や変成岩)からなる準平原である。 第一高原の東端は、大西洋に臨む海岸山脈(セラドマール)の急崖で終わっている。

資料:地質図はブラジル地質作業所(SGB)の南アメリカ地質図(8.2MB)の一部を簡略化。地形断面はGoogle Earthで作成。

テーマ 24. 温帯のブラジル P.7, P.8, P.9, P.10 の資料

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