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サンジョアキンの先駆的リンゴ生産日系企業のポスター

サンジョアキンの先駆的リンゴ生産日系企業のポスター

Poster of a pioneering apple-producing Japanese company in São Joaquim

 サンジョアキンの大手リンゴ生産企業ヒラガミ農業商会のポスターである。経営者の平上文夫氏は 1958年、9歳で家族とともにブラジルに渡り、パラナ州やサンパウロ州を転々と移動し、農業労働者などとして働きながら果樹栽培の経験を積み、1974年にサンジョアキンに定住してでリンゴ栽培を始めた。 この企業では、2022 年時点で 200ha のリンゴ畑で 年間 15000 トンのリンゴを生産している。収穫期(1~4月)には従業員は280人から最大600人にまでなる。2006年以降、ブドウ栽培とワインの製造にも進出した。
 ポスターの写真はリオドラストラ山地(Serra do Rio do Rastra)というサンタカタリーナ州随一の景勝地である。セラ(serra)は山地・山脈と訳されているが、ブラジルではこのような台地の縁の急崖であることが多い。 リオデラストラ山地はジェラール山脈(セラジェラール)の一部をなす比高約 1000m の東を向いた急崖である。急崖の頂きは標高約 1400m で、そこから西には温帯草原に覆われた平坦な南部高原がる。サンジョアキンの市街はこの崖頂から直線で 40㎞ ほど向こうに行ったところにある。

資料:ヒラガミグループ ホームページ

テーマ 24. 温帯のブラジル P.13 の資料

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