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Sugarcane production of Brazilian states ブラジル各州のサトウキビ生産量
   (1975年、95年、2015年)

1975年
サトウキビから自動車燃料のアルコール(バイオエタノール)をつくる国家アルコール計画が実質的に始まる前の 状況である。ペルナンブコ州やアラゴアス州などの北東部地方(ノルデステ、地図の茶色)とサンパウロを中心 とした南東部地方(地図の黄色)の二つがブラジルにおけるおもな生産地域であることが読み取れる。
注)この年には、トカンチンス州とマトグロッソドスール州は独立しておらず、それぞれ、 ゴイアス州とマトグロッソ州の一部であった。


1995年
国家アルコール計画が始まり、アルコール車が急速に普及した後の状況である。 北東部地方でもサトウキビの生産が若干増えているが、南東部地方、とくにサンパウロ州の伸びが著しい。 1975 年からの 20 年間に全国の生産量は 3.3 倍であるが、サンパウロ州では5倍になっている。





2015年
2003年に登場したフレックス車(アルコール・ガソリン両用車)全盛の現在の状況である。 北東部地方の生産は横ばいである一方、サンパウロ州の驚異的な伸びは依然続いている。また、従来、 大西洋岸沿岸部が主であったサトウキビ栽培が内陸部へも波及し、南東部地方のミナスジェライス州のほか 中西部地方(地図のピンク色)のゴイアス州やマトグロッソドスール州でも盛んになった。
資料:ブラジル地理統計院(IBGE)ホームページ   (https://sidra.ibge.gov.br/tabela/1612)の数値を図化
(テーマ 34:バイオ燃料先進国ブラジル  P.8 で使用) 直前のページに戻る