Irrigation of sugarcane fields in Campo Cerrado randum


バイオ燃料
先進国ブラジル
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Climate of Goianesia
ゴイアネジアの気温と降水量1)

カンポセラードにおけるサトウキビ畑の灌漑
Irrigation of sugarcane fields in Campo Cerrado

ブラジル中西部地方ゴイアス州の9月初旬、長い乾季の終わりに近く、 方々で野焼きが行われているための煙ったい空を夕日が沈んでゆく。 遠方には木立が点在し、それを囲んでサトウキビ畑がひろがっている。その手前には、 植えたばかりのサトウキビ畑を灌漑するスプリンクラーが動いている。 ゴイアス州をはじめサトウキビ栽培の伸びが著しい中西部地方にとっての最大の弱みは、 サバナ(Aw) 気候の長く厳しい乾季である。サトウキビの収量を高めるには、乾季(5月~9月、 右の気候表参照)にこのような灌漑を行う必要がある。 サバナ気候のゴイアス州の植生としては、セラードとよばれる疎林(サバナ)が一般的であるが、 一部に、ゴイアスのマトグロッソ(Mato Grosso de Goiás)とよばれる かなり密な森林(熱帯季節林)が島状に分布している2)。 遠くに見える木立は、そのような森林の一部がわずかに残されたものである。 ゴイアス州のサトウキビ栽培地の多くは、もともとこのような森林であって、 比較的肥沃な土壌のところに展開している。
1)ブラジル気象庁(INMET)資料(1981-2010年平年値)、 2)ブラジル地理統計院-IBGE(1977):Geografia do Brasil Vol.4 Região Centro-Oeste, p.66.
2007年8月29日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-15 0 53.45, -49 25 16.10 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 305°
PanoraGeo-No.490     直前のページに戻る     BACK⏎ このテーマ 12/23 ⇒NEXT