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ほぼ現在の石神井川であるが、昭和の大改修によって、蛇行の直線化などが行われる以前の状況である。 おそらく数千年前に起きた転流によって、それまで南~南東に流れていた古石神井川の名残りは谷田川という小さな川になった。 谷の大きさに比べて水量の少ないこのような川のことを無能河川(underfit river)という。 古石神井川の最上流部は、元の川とは逆の方向に流れ、現在の石神井川に合流している。 現在では暗渠化されてしまったこの小川の名は逆川(さかさがわ)。 関東で稀な北向きに流れる川のためにつけられた名と思われるが、言い得て妙である。 基図には地理院地図・陰影起伏図を使用 |
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