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アマゾン横断道路沿線における主要作物の作付面積(1990~2019年) GPlanted area of major crops along the Trans-Amazonian Highway(1990-2019)

アマゾン横断道路沿線における主要作物の作付面積(1990~2019年)

Planted area of major crops along the Trans-Amazonian Highway (1990-2019)

 パラ州内のアマゾン横断道路、マラバからイタイツーバに至る沿線 14 のムニシピオ(日本の市町村に相当)における7つの主要作物の作付面積の推移である。 アルタミラなど、アマゾン横断道路の建設以前からあった都市の周辺農家のおもな作物はキャッサバ、フェジョン豆、コメであった。 アマゾン横断道路の建設後の1976年、政府による永年作物(樹木作物)の栽培奨励によって、カカオやコーヒー、あるいはこの図にはないが黒コショウなどが導入された*1)。 その後、これらの作物の国際価格の変動や疫病発生などの影響を受け増減した結果、この図に示される 1990 年の状態になった。 この 30 年間、作物全体の作付面積はほとんど増えておらず、むしろ近年は漸減の傾向にある。 また、コーヒーが衰退し、コメやフェジョン豆も減少する一方、カカオが著しく増えて、作物種の単純化が進んでいる。
*1) Herrera, J. A. & Guerra, G.A.D.(2006): Exploração agricola familiar e o processo de ocupação região Transamazônica.
図の資料:ブラジル地理統計院(IBGE)ホームページ:https://sidra.ibge.gov.br/tabela/1612、および同 1213 より作成
テーマ 38. アマゾン横断道路 P.21、 テーマ 22. 肥沃なアマゾン氾濫原 P.15 の資料 直前のページに戻る