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長さ1716km 流域面積34万km2のパルナイーバ川は、
アマゾン川のように巨大な川もあるブラジルではあまり目立つ存在ではないが、
日本の国土に近い流域面積をもつ大河である。
源流から河口までの全区間、マラニョン州とピアウイ州の境界を流ている。
写真は、ピアウイ州の州都テレジーナの市街沿いを流れるパルナイーバ川で、
多くの砂州をつくりながら流れている。平常時でもこのような濁り水を流すパルナイーバ川は
ブラジルでは有数の濁り川である(参照:
ブラジルのおもな川の土砂運搬)。
この川が運ぶ大量の土砂によって、河口部には半径40km、
海岸線長50kmほどの広大なデルタができている。また、この川が海に流し出した土砂は、
強い東風による沿岸流で西方の海岸に運ばれ、強い風で陸上に吹き上げられて、
広大なレンソイスマラニェンセス砂丘をつくっている。
2011年9月4日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-5 5 22.09, -42 49 38.76 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 337° |
PanoraGeo-No.223 | 直前のページに戻る |