リオブランコ市シコメンデス大通りChico Mendes Avenue in Rio Branco City |
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テーマ 41 アマゾンとアンデスを結ぶ 大洋間横断道路 2 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
リオブランコ市のアクレ川南岸にあるバスターミナルを出たクスコ行きのバスは、このシコメンデス大通りを通って市の出口へと向かう。自転車道を中央に配した片側三車線の近代的な道路である。 通りの名は、ブラジルが誇る自然環境保護活動家シコ・メンデス(Chico Mendes)にちなんでいる。 1970 年代中頃以降、アクレ州における牧場化と木材生産による森林破壊の流れが加速した。これに伴って、生活と自然を守ろうとする地元住民と開発を押し進めようとする勢力との間の紛争が激化した。 この際、住民側の指導者としてアクレ州シャプリ市を拠点として活躍したのがシコ・メンデスである。 アマゾン地方の森林破壊に抵抗し、住民による持続可能な森林利用を追求した彼の活動は国際的にも認められ、1987 年には国連表彰を受けた。 しかし、翌年、反対勢力の手によって彼は暗殺された。ペルー国境に向かってこれから通る国道 317 号はシャプリ市の郊外を通る。 2007年3月21日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-10 0 30.04, -67 48 4.55 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 140° |
PanoraGeo-No.227 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 2/24 ⇒NEXT |