風で運ばれた砂が堆積してできる砂丘にはさまざまな形態(型)のものがある。上の図はそのうちの主なものである。 異なる砂丘の型できる要因としては、風の強さと供給される砂の量が基本となり、風が一方向から吹くか複数の方向から吹くかなどの風向の安定性も関係する。
a のバルハン型や c の横列型は、ともにほぼ一方向の風が比較的強く吹くところにできるが、砂の供給量が多いと横列型、少ないとバルハン型になる。 bの擬バルハン型はその漸移形である。線型(縦列砂丘)は砂の供給が少なく、おもに二方向から風が吹くような状況のところにできる。
風の強さがあまり強くないところには放物線型、三方向以上の風が吹くところには星型など、これ以外の型の砂丘もいろいろある。
図の出典:貝塚爽平ほか(1985):写真と図でみる地形学、p.82 の一部
テーマ 25. ブラジルの"風"景 P.12 の資料 |