この地質図のオレンジ色系のところがフェルナンドデノローニャ島第一期火山活動(1200万~900万年前)によるレメジオス層の火山砕屑岩(凝灰岩や凝灰角礫岩)と溶岩である。
これに対し、グリーン系のところが第二期火山活動(600万~100万年前)によるキシャバ層のアンカラトライト溶岩流と火山砕屑岩である。
なお、バサナイト溶岩などからなるサンジョゼ層は、初期の文献ではキシャバ層より新しいものとされていたが、近年の年代測定では 約900万年前、第一期火山活動末期のものであることが明らかになった*1)。
*1) Perlingeiro, G. et al.(2013): 40Ar/39Ar geochronology of the Fernando de Noronha Archipelago
and implications for the origin of alkaline volcanism in the NE Brazil.
Journal of Volcanology and Geothermal Research, 249.
上の地質図はこの文献の Fig.2 をもとに作成。また、火山活動の年代もこの文献に準拠した。
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