富士山吉田大沢落石事故
1980 年8月14日午後1時40分、富士山の北東側にある吉田大沢の源流部の久須志岳の崖をつくる岩石が崩壊し、大きなもので1~2m はある石が 50~60 個、吉田大沢の五合目付近まで転がり落ちた。
当時、吉田大沢の谷筋を吉田口登山道(吉田ルート)の砂走り下山コースが通っていたため、登山者に死者 12 名、負傷者 31 名の被害が生じた。
このあと、1981年7月に、吉田大沢を通らない現在の吉田口登山道の下山コースが開通し、1983 には吉田大沢の下山道は公式に道路でなくなった。
図の出典:浜野一彦(1982):富士山の地質と変貌、地学雑誌 91(2) p.86
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