パラナ州のエスペランサ山脈Esperança Mountains (Serra da Esperança) of Paraná |
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エスペランサ山脈は、パラナ州からサンタカタリーナ州を横断してリオグランデドスール州北部まで延びるジェラール山脈の一部で、パラナ州南部の部分の地方名である。 写真は、エスペランサ山脈を東側から望んだもので、山頂の標高は 1100~1200m でほぼ一定である。 このように頂が揃っているのは、この山脈が本質的にはケスタの崖にほかならないからである(地形地質断面図の(3))。 左寄りに見えるモルンガーバの丘(俗にシャペーウの丘=帽子の丘の意)も、手前にあるために高く見えるだけで、標高は 1119m と山脈本体と変わらない。 このケスタをつくる岩石は、基部に中生代ジュラ~白亜紀の砂岩層(ボツカツ層)があるものの、大部分は中生代白亜紀に噴出した玄武岩質溶岩層(セラジェラール層)である。 写真のスカイラインから向こうには、この溶岩層からなるパラナ第三高原がひろがっている。 ケスタの背面に当たるこの高原は、1㎞ 行くと3m 下がるという程度の非常に緩やかな傾斜で西に向かって低下して行く。
1994年8月10日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-25 17 44.44, -51 8 15.98 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 278°
PanoraGeo-No.357 🔍拡大