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ネウケン(堆積)盆地の地質東西断面

ネウケン(堆積)盆地の地質東西断面

Geological east-west cross-section of the Neuquén (sedimentary) basin

 南緯 38 度の緯線に沿う地質断面で、アルゼンチンの石油・天然ガス産地として重要性を増してきたネウケン堆積盆地の中心部を横断している。 最重要の産油層であるバカムエルタ層(Vaca Muerta Fm)は茶色に着色してある。 この地層は、ネウケン堆積盆地の中心部の深部に厚く水平に横たわっているが、図の左端のアンデス山脈でも見られる。 そこでは、薄くしかも地層が逆転するほどの変動をうけている(アンデスのバカムエルタ層は こちら JKvm)。
 地質構造は、西から、「火山弧」、「堆積盆地中心部」、「卓状地(プラットフォーム)」に三分されている。 「火山弧」はアンデス山脈の造山帯で、残る二つは安定陸塊で、先カンブリア時代の古期岩石の上に古生代以降の堆積岩層がほぼ水平に横たわった堆積岩被覆地(Sedimentary cover)である。 安定陸塊の堆積岩被覆地は、高校の地理などのレベルでは、大まかに、「卓状地」とされている。 それはそれでよいが、上の図のような専門的なレベルでは、ナウケン盆地中心部のように数千mもの厚い堆積岩層があるところを卓状地とするのには抵抗があるようで、「卓状地(platform)」は、東部の堆積岩層が薄い部分に限っているようである。

テーマ 31. アルゼンチンの砂漠 P.16 の資料

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