randum
ラテライト 1 HOME⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
アマゾン川河口部の大都市ベレンの郊外の小都市アバエテツーバの港に、レンガなどの
建材とともにラテライトのブロックが積み上げられて買い手を待っている。近くに硬い岩石がないこの地域では、
砂利などの代用品としてラテライトは貴重である。ラテライトは、湿潤熱帯(サバナ気候を含む)の土壌中における
酸化鉄の集積部が固化した物質である。一時期、ラテライトという語が土壌の名前としても
用いられることはあったが、それは半世紀あるいはそれより前のことである。現在、専門家が、あるいは
高校の教科書などでも、ラテライトを土壌名として用いることはない。とっくに死に絶えたと思われた
「ラテライトという土壌」が、最近、ネットで息を吹き返しつつあるのは驚きである。
1993年7月28日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-1 43 25.78, -48 53 29.04 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 231° |
PanoraGeo-No.44 | 直前のページに戻る HOME⏎ このテーマ 1/5 ⇒NEXT |