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移動し続けるレンソイスマラニェンセスの砂丘

移動し続けるレンソイスマラニェンセスの砂丘

Coastal dunes of Lençois Maranhenses continue to move




テーマ 25
ブラジルの"風"景
P.13 の画像

 (拡大:画像クリック)

レンソイスマラニェンセス砂丘は、現在でも移動し、その風下の端では緑の地表を埋めつつ前進している。 これはそのような砂丘の前線に当たる部分をクローズアップした 1993 年の写真である。 Google Earth の最近(2018年)の衛星写真と比較すると、大きいところでは 350m も前進していることがわかる。 年間平均 14m という速さである(参考資料)。

レンソイスの砂丘がこのように広大で、しかも今でも拡大し続けている要因は何だろうか? 要因のひとつは強い風であるが、もうひとつは 100㎞ ほど東に河口があるパルナイーバ川から来る大量の漂砂である。 すなわち、この川が流し出す大量の砂が、強い東風で生ずる風波や沿岸流によって砂浜や浅海底伝いに運ばれて来て、吹き上げられ、大規模な海岸砂丘が形成される。

1993年8月10日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-2 49 19.93, -43 1 55.96 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 7°
写真中心位置:-2 39 31.43, -43 0 45.70 (Google Map)

PanoraGeo-No.49

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