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地震断層 3 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
淡路島北西部の海岸にある野島断層保存館には、1995 年の兵庫県南部地震の際に活動し、
北東-南西方向(海岸線に平行)に走る地震断層とそれによって破壊されたさまざまな地物が保存されている。
この写真では野島断層が画面の上から3分の2あたりを左右に走っている。左端の部分はこの断層の活動によって
ズタズタに砕かれたアスファルト道路である。その右にあるジグザグになった板状のものはこの道路の側溝、
さらに右の土の高まりは畦道であるが、両者とも断層を境に、右上-左下方向に数十 ㎝ ずれている。
断層の向こう側の土地が右にずれているので、この断層の水平変位は右横ずれであり、
撮影方向が北から 152°のこの写真で手前は北西側なので、垂直変位は北西落ちである。すなわち、
この部分の野島断層は右横ずれ北西落ちで、変位量はともに数十㎝の断層であることがわかる。
総延長約9㎞ の野島断層全体で最大の変位量は、水平変位 210㎝、垂直変位 120㎝ である(詳しくは、
文化庁・国指定文化財等データベースの詳細解説を参照)。
2000年8月11日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+34 32 58.25, +134 56 15.26 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 152° |
PanoraGeo-No.501 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 3/5 ⇒NEXT |