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極地方から熱帯まで、経線に沿う風化層の厚さの変化

極地方から熱帯まで、経線に沿う風化層の厚さの変化

Changes in the thickness of the weathering layer along the meridian

 図の左がツンドラがひろがる極地方、右の部分が熱帯林が茂る湿潤熱帯である。 化学的風化による深層風化は、化学反応を促進する水分が多く温度が高い湿潤熱帯(熱帯林地帯)で最も顕著に生じ、深さ100mほどまで達する。一方、砂漠・半砂漠の乾燥気候地帯では極めて起こりにくい。 温帯林やタイガが茂る湿潤温帯~冷温帯では、湿潤熱帯には遠く及ばないが、ある程度の深層風化が生ずる。

Strakhov, N. M. (1967) の原図を引用・簡略化した Goudie, A. (1984):The Nature of the Environment, p.153の 図 による

テーマ 37:ユニークな山と丘--熱帯の地学(2) P.6 の資料

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