山梨県、御嶽昇仙峡の花崗岩ドーム、覚円峰akuenho, a granitic dome in Mitake-Shosenkyo, Yamanashi |
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テーマ 37 ユニークな山と丘熱帯の地学(2) 21 BACK⏎ ⇒HOME 直前のページに戻る |
日本にも、小規模ながらボルンハルトに近いものはある。写真はそのひとつで、山梨県甲府市の北にある昇仙峡のランドマーク、覚円峰である。 昇仙峡のある関東山地南部には、熱帯ほどではないが、ある程度の深層風化を受けた新第三紀の花崗岩や花崗閃緑岩の地帯がある。 関東山地の隆起に伴って風化層が剥がされ、風化に耐えた岩体が露出したものである。谷底から頂上までの比高は約 150m ある。 ただし、侵食平野の島状丘、あるいは残丘の一種というボルンハルトの定義に照らすと、山地の一峰であるこれをボルンハルトと言うのは無理であろう。
2009年6月12日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+35 44 43.26, +138 34 3.42 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 317°
PanoraGeo-No.517 🔍拡大