ブラジルの代表的淡水大型魚、ドラードDourado, a typical large freshwater fish of Brazil |
randum
テーマ 39 野鳥の楽園パンタナール16 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
マトグロッソドスール州のコルンバ港を出てパンタナールを周遊する観光ボートの船頭さんが、船の速度を緩めて流し釣りを始めたなと思ったら、間もなく獲物がかかった。 ドラード(Dourado) という大型魚である。ドラードは、アマゾン流域やパンタナールを流れるパラグアイ川とそれが注ぐパラナ川の流域などに棲息する淡水魚で、体長1mくらいのものもいる。 その名はポルトガル語の黄金(オーロ、Ouro)を語源とする「金色の」という意味で、その名の通り金色に輝く美しい魚である。 パンタナールでは、地元民の漁業はあまり盛んでないが、観光客によるスポーツフィッシングの人気は高まりつつあり、その中心がここコルンバである。 ただし、魚が餌と産卵場所を求めて川を一斉に遡るピラセマという現象が起こる時期、すなわち魚の繁殖期は禁漁である。 ピラセマの時期は、北部パンタナールでは 10 月から翌年1月、南部パンタナールでは 11 月から翌年2月くらいまでと若干のずれがある。 ピラセマの開始はその年の雨季の始まりを告げるものでもある。
1982年8月20日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-18 56 32.25, -57 25 49.38 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り -°
PanoraGeo-No.563 🔍拡大