下町低地に土盛りしたちんちん山を西に向かう電気鉄道は、少しずつ高度を上げ、武蔵野台地(十条台)に達すると、27.5m 三角点のある高い段丘面を 6.1m 掘り込んだ切割を進み、旧岩槻街道をくぐった後、20.7m 三角点のある低い段丘面の銃砲製造所に着く。
下末吉、武蔵野、立川の3つの段丘に大別される武蔵野台地で、十条台は武蔵野段丘に属すが、十条台の武蔵野段丘は高低2つの地形面に分かれる。低い段丘面は武蔵野段丘で最も低く新しい(約6万年前)「中台面」に対比されている。
資料:今昔マップ on the webを原図に加筆