孤立峰の筑波山は東西南北どの方向からも望見でき、方向ごとに異なった姿を見せてくれる。
この写真は西北西方向、筑西市の母子島(はこじま)遊水地からのものであるが、東京付近(南西方向)からの姿(前ページ参照)より引き締まった端正な感じの容姿が印象的である。
山頂部には右から男体山と女体山の二つの尖峰と筑波山第三の峰と言われる坊主山が行儀よく並び、中腹から山麓にかけてはなめらかな曲線を描く斜面がのびていて、百名山にふさわしい品格(山格)を感じさせる。
茨城県民にもこの景観を愛でる人が多いようで、投票で決めた筑波ナンバーの図柄入りナンバープレートにはこのアングルの筑波山が採用されている(右の写真)。
この品格に花を添えるのは、気象条件に恵まれれば年に二回、この遊水地の一隅にある池で見えるダブルダイヤモンド筑波である。 2018年5月25日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+36 15 17.58, +139 59'20.58 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 108° |
つくばナンバー図柄入りプレート 母子島遊水地にて (車所有者の許可取得済) |
PanoraGeo-No.656
テーマ 42. 個性豊かな筑波山-その1:筑波山はなぜ目立つ? P.2 で使用 |