Nantaisan Peak, Mt. Tsukkuba

筑波山御幸ヶ原から見上げる男体山

Nentaisan Peak looking up from Miyukigahara, Mt. Tsukuba

randum


テーマ 42

筑波山はなぜ目立つ
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 筑波山ケーブルカーの山頂駅(写真左端)は、男体山と女体山の間の御幸ヶ原みゆきがはら標高800m)にある。 数軒の食堂や土産物店がある御幸ヶ原は真冬でもかなりの人出がある。正面には落葉したブナ林に覆われた男体山があり、その頂(871m)までの比高約 70m は約 10 分で登れる。 男体山の頂上には筑波山神社男体山本殿が見える。山そのものが神体である筑波山神社の場合、これと女体山頂にある女体山本殿の二つが本殿で、一般に「筑波山神社」と呼ばれて参詣者の多い 山麓の社(やしろ)は、正式には筑波山神社拝殿である。
 本殿の右にある白いビルディングは気象観測施設である。1893 年に冬季だけの観測、1902 年には周年の観測が始まっている。2001 年、アメダスへの移行に際して気象庁はこの観測所を廃止したが、研究上の重要性を考える筑波大学が観測を引継いだ。 現在は土地所有者である筑波山神社の協力を受けて「筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所」の名で気象観測を継続している。 この観測所のホームページでは、筑波山頂の現在の気温、湿度、降水量、風速など(10分毎に更新)やそれらの項目の過去 24 時間の変化がわかる。
 気象観測所の右には民放4社共同とNHKの固定中継局の電波塔がある。中継車やヘリコプターからの電波を本局へ中継したりするなどの働きをしている。 このほかにも、御幸ヶ原から女体山へ通じる尾根沿いには電波塔が多数並び、電波銀座と呼ばれるような目立つ山ならではの景観を呈している。

2001年1月7日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):+36 13 34.15, +140 6 4.69 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 271°

PanoraGeo-No.657     直前のページに戻る     BACK⏎  このテーマ 5/14  ⇒NEXT