ブラジル北東部内陸の半乾燥地帯(セルトン)を貫くアマゾン横断道路Trans-Amazonian Highway through the semi-arid region in northeastern Brazil |
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アマゾン横断道路の起点があるパライバ州は、大西洋岸から数十 km は雨の多い気候でゾナダマタ(Zona da Mata)とよばれる森林帯であるが、それより内陸は、「奥地」を意味するセルトン(Sertão)とよばれる地域で、長く厳しい乾季がある熱帯半乾燥気候のもとにカーチンガという有刺灌木林がひろがっている。 セルトンはしばしば深刻な干ばつに見舞われる厳しい風土である。 この写真はパライバ州中部のサンタルジア市を貫くアマゾン横断道路で、行く手の左には乾季で緑を失ったカーチンガの原野とそこから突き出たインゼルベルク(島状丘)があり、右手には乾燥地域の丘の麓に特有のペディメントとおぼしき緩斜面がみられる。 アマゾン横断道路は、パライバ州とその西のセアラ州およびピアウイ州にかけての約 1000km、カーチンガの原野を走り抜ける。
1991年8月2日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-6 52 3.33, -36 55 16.68 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 226°
PanoraGeo-No.86 🔍拡大