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randum
![]() ![]() ![]() 色はいろいろ アマゾンの川たち 18 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
ひろびろとした海原、どこかの海水浴場かと思わせる景色であるが、
実はタパジョス川の河口(サンタレン市街)から45kmほど遡った右岸にある小さな集落、
ビンドバールの河水浴場である。
風のない日には、澄んだ水の水面に波はなく、鏡のように静かである。沿岸の台地(テラフィルメ)
の崖が崩れた砂が川岸から川底にかけてたまっており、川の水位が下がると、
この写真のような広い砂浜が現れる。タパジョス川河口部の水位は、アマゾン川の水位の変化に
伴って上下する。サンタレン付近のアマゾン川の水位は、季節とともに平均して4m ほど上下し、
5月~6月が最高、10 月~11 月が最低になる。
この付近でタパジョス川の幅は 15㎞ くらいあり、目を凝らさないと対岸が見えない
(この画像を拡大すれば、左端にかすかに見えるかも・・)。
このように川幅が広いのは、海水面が低かった氷期の間に掘られた深く広い谷が、その後の海水面の
上昇によって溺れ谷になったもの、すなわち、河川リアスだからである。このような地形は、
マウスベイ(湾状の河口)あるいはマウスレーク(河口の湖)ともいう。
2007年9月4日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-2 33 39.68, -54 58 36.44 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 320° |
PanoraGeo-No.105
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