Pindobal River Beach

タパジョス川沿岸のピンドバール河水浴場

Pindobal River Beach on the Tapajós

randum


 テーマ 35

色はいろいろ 
アマゾンの川たち

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 ひろびろとした海原、どこかの海水浴場かと思わせる景色であるが、実はタパジョス川の河口(サンタレン市街)から45kmほど遡った右岸にある小さな集落、ビンドバールの河水浴場である。 風のない日には、澄んだ水の水面に波はなく、鏡のように静かである。上流からの砂や沿岸の台地(テラフィルメ)の崖が崩れた砂が川底にたまっており、川の水位が下がるとこの写真のような広い砂浜が現れる。 タパジョス川河口部の水位は、アマゾン川の水位の変化に伴って上下する。サンタレン付近のアマゾン川の水位は、季節とともに平均して5m ほど上下し、5月~6月が最高、10 月~11 月が最低になる。
 この付近でタパジョス川の幅は 15㎞ くらいあり、目を凝らさないと対岸が見えない(この画像を拡大すれば、左端にかすかに見えるかも・・)。 このように川幅が広いのは、海水面が低かった氷期の間に掘られた深く広い谷が、その後の海水面の上昇によって溺れ谷になったもの、すなわち、リアス海岸と同じような成因の河川リアスだからである。 このような水面はマウスベイ(湾状の河口)と呼ばれ、本流への出口(合流点)が本流の砂州などで閉じられたたものはマウスレーク(河口の湖)という。タパジョス川河口の水面は後者である。

2007年9月4日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-2 33 39.68, -54 58 36.44 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 320°

PanoraGeo-No.105     直前のページに戻る     BACK⏎  このテーマ 18/22  ⇒NEXT