Ranch in the suburbs of Xapuri City, along the Transocean Highway (BR-317) in Acre

アクレ州、大洋間横断道路(国道317号線)沿線、シャプリ市郊外の牧場

Ranch in the suburbs of Xapuri City, along the Interoceanic Highway (BR-317) in Acre

randum


テーマ 41

アマゾンとアンデスを
結ぶ 大洋間横断道路

3

BACK⏎ ⇒NEXT

直前のページに戻る

 ブラジル国道 317 号線は、アクレ州南東部を、ほぼボリビア国境に沿って進みペルー国境に至る国道である。 幹線国道ではないが、ペルーやボリビアへつながる国際道路としての役割のため比較的早くから整備が進められた。それに伴い沿線のシャプリ市などでの牧場化も進んだ。 地元のゴム採取人の生活と森林を牧場化から守ろうと戦ったシコ・メンデスの活動拠点であるシャプリ市を含む7か町村にまたがって、彼の死後、シコメンデス採集保護区が出来たが、保護区から外れた国道沿線には、この写真のように広大な牧場が切れ目なく並んでいる。 写真遠方には、原生林の「緑の壁」が連なるが、所によってはそれは国道から 10㎞ あまりも後退している。アマゾン奥地の牧場では繁殖を目的とした牧牛が普通なので、牛の群の中に子牛が目立つ。 肥沃度の低い赤土(ラトゾル)の牧場では牧草が貧弱で、1ヘクタールあたり1頭くらいの牛しか飼えず、採算が取れる経営には広大な牧場が必要になる。 (参照:シコメンデス採集保護区と大洋間横断道路

2011年9月9日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-10 42 1.63, -68 11 24.44 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 191°

PanoraGeo-No.237     直前のページに戻る     BACK⏎  このテーマ 3/24  ⇒NEXT