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ペルーの8つの自然地域(高度帯)と土地利用

ペルーの8つの自然地域(高度帯)と土地利用

Eight Natural regions (Altitude zones) and land use in Peru

 ペルーの国土は伝統的に、海岸地域(コスタ Costa)、山岳地域(シエラ Sierra)、森林地域(セルバ Selva)の3つに分けられてきたが、地理学者ビダル(Javier Pulgar Vidal)は、これを細分し、 次の(1)~(8)の自然地域を提唱した(1938 年)。 海岸地域は、そのまま(1)コスタ Costa またはチャラ Chala とよぶ自然地域、山岳地域は、(2)ユンガ Yunga、(3)ケチュア Quechua、(4)スーニ Suni、(5)プーナ Puna、(6)ハンカ Janca という5つの自然地域に、 森林地域は、(7)高セルバ Selva Alta、(8)低セルバ Selva Baja の2地域に分けられる。 ただし、ユンガは、アンデス山脈西側、すなわち太平洋側の海洋ユンガ Yunga Marítima と、山脈東側、すなわちアマゾン流域側の河川ユンガ Yunga Fluvial に分けられる。 この8つの自然地域は、おもに標高の違いによって区分されているので、高度帯と言うこともできる。

図の出典;松本栄次(2012):写真は語る 南アメリカ・ブラジル・アマゾンの魅力 (二宮書店)p.61。  ビダルの提唱に基づいて書かれた Benavides Estrada 著の教科書 Geografia del Peru などを参考に作成。地形断面はペルー南部、クスコ付近の東西断面。

テーマ18. 霧の砂漠 P.11、 テーマ 21. ペルーレイル P.5 同 P.11、 テーマ41. 大洋間横断道路 P.8~の資料

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