Geral Mountains (Serra Geral) in Santa Catalina randum


温帯のブラジル
11

BACK⏎ ⇒NEXT

直前のページに戻る

サンタカタリーナ州のジェラール山脈

Geral Mountains (Serra Geral) of Santa Catalina

 パラナ州中南部からサンタカタリーナ州にかけて、南東方向に伸びてきた ジェラール山脈(セラジェラール)は、サンタカタリーナ州南部から南では南西方向、すなわち、 海岸に並行して走るようになる。写真はサンタカタリーナ州南部、ラウロミュラー市郊外の丘陵地から 西を向いて、標高 1400m 前後で一部に雲を頂くジェラール山脈を望んだものである。 この付近ののジェラール山脈は、パラナ州と同様、中生代白亜紀の玄武岩質溶岩層(セラジェラール層)が つくるケスタであるが、高さ 1000m 前後の崖が 150㎞ にわたって連続するという壮大さである。
 サンタカタリーナ州はリオグランデドスール州に次ぐブラジル第2の石炭産地で、 ラウロミュラーはその中心地である。この写真でジェラール山脈の麓にひろがる丘陵地は、 セラジェラール層の下位に横たわる古生代石炭紀の層からなっており、ブラジルの石炭のほとんどは、 南部地方のこの地層から採掘される。クリシウーマを中心とするサンタカタリーナ州南部 海岸部の都市群は、炭田都市圏(カルボニフェーラ都市圏)とよばれている。
1998年7月20日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-28 22 54.97, -49 26 13.40 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 306°
PanoraGeo-No.359     直前のページに戻る     BACK⏎ このテーマ 11/21 ⇒NEXT