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randum
![]() ![]() ![]() 温帯のブラジル 10 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
南アメリカでもっともよく知られた観光地のひとつで、世界自然遺産である
イグアスの滝はパラナ州の南西端にある。パラナ州中部のエスペランサ山脈では 1000m 以上の標高があった
パラナ州第三高原は、西に向かってしだいに高度を下げ、ここまで来ると 200m 前後の標高になる
(参照:地形地質断面の (4))。
高原の西の端には、高原から 100m 弱掘り込んだ峡谷の中を、パラナ川が南に向かって流れている。
イグアスの滝は、このパラナ川に東から流れ込む支流イグアス川にある。かつてはパラナ川との合流点
にあったはずのこの滝は、長い間の侵食によって、25㎞ ほど上流に後退している。
滝をつくる硬い岩盤は、第三高原をつくっている中生代白亜紀の玄武岩(セラジェラール層)である。
ゴンドワナ大陸がアフリカと南米に分裂し始めたころ、不安定化したこの地域で、何度にもわたり
大量に噴出・流出した溶岩層である。写真は、高原を浅く掘り込んで溶岩層の上を流れてきたイグアス川
の水が、パラナ川のレベルまで一気に落ち込むイグアスの滝の落ち口である。
1994年8月9日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-25 41 27.92, -54 26 13.35 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 194° |
PanoraGeo-No.358
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