Isla Tortuga in the Gulf of California

カリフォルニア湾に浮かぶ火山島、トルトゥーガ島

Tortuga Island, a volcanic island in the Gulf of California

randum


テーマ 2

サンアンドレアス断層
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 トルトゥーガはスペイン語で亀のこと。南北に細長く 1000㎞ あるカルフォルニア湾の中央部にあり、長径5㎞、短径3㎞、高さ 210m 、平面形が楕円形の島で、ウミガメに似ている形からそうよばれるらしい。 サンアンドレアス断層は北アメリカプレートと太平洋プレートの境界であるが、この境界を南にたどると、カリフォルニア湾の海底に続き、複雑な形を呈するようになる。 カリフォルニア湾の底では、南方の東太平洋海嶺に続く海嶺が、多数のトランスフォーム断層で切断されつつ、横ずれを繰り返しながら続いている。 海嶺は地下深くからマントル物質が上昇してくる場所。トルトゥーガ島はこのような海嶺に関係してできた小規模な楯状火山である。 頂上には、直径 1.2㎞、深さ 100m のカルデラがある。2005年、カルフォルニア湾にある 244 の島々と周辺の海域ともに「カリフォルニア湾の島々と自然保護区群」という世界自然遺産になった。

1994年6月27日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):+27 19 55.65, -112 4 1.45 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 61°  写真中心位置:+27 26 8.39, -111 51 24.17 (Google Map)


右の図の説明 赤い太線が海嶺で、それを直角に切断し、ずれを生じさせている黒い線がトランスフォーム断層。 そのうちでサンアンドレアス断層は最大のものである。

原図:http://www.geosci.usyd.edu.au/users/prey/Teaching/Geol-1002/HTML.Lect7/sld005.htm

tectonic map of the Galf of California

サンアンドレアス断層とその南に続くカリフォルニア湾のトランスフォーム断層

PanoraGeo-No.477     直前のページに戻る     BACK⏎  このテーマ 5/5  ⇒HOME