Victoria amazonica, an attractive aura in floating meadows

浮草原の華、オオオニバス

Victoria amazonica, an attractive aura in floating meadows

randum


 テーマ 22

アマゾン氾濫原 
(ヴァルゼア)

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 アマゾン氾濫原の川や湖沼の縁に浮き草が茂っててできた浮草原(うきくさはら、floating meadow)でもっとも目立つのはこのオオオニバス であろう。 学名はビクトリア アマゾニカ(Victoria amazonica)またはビクトリア レジア(Victoria regia)という。 子供が乗っても沈まないといわれる葉は直径3mに達するものもある。水底にある地下茎と浮水葉(水面に浮いた葉)とは長い葉柄で繋がっている。 葉柄の長さは7~8mになるので、数mから10mに達するアマゾン川やその沿岸水域の水位年変動に耐えることができる。 水位が下がり土地が陸化すると葉や葉柄は枯れるが、土の中の根や地下茎は生きており翌年には葉や花が再生してくる。 立ち上がった縁で囲まれて盥(たらい)や大きなお盆のような形の浮水葉と直径 30㎝ 以上にもなる美しい花はアマゾン観光の目玉である。

2002年8月4日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-2 44 34.52, -56 48 9.76 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 120°

PanoraGeo-No.50     直前のページに戻る     BACK⏎  このテーマ 9/21  ⇒NEXT