Shuto-kousoku-chuuou-kanjousen crossing Asuka-yama by tunnel

飛鳥山をトンネルで越える首都高速中央環状線

Metropolitan Expressway Central Circular Route crossing Asuka-yama by tunnel

randum


テーマ 40

王子周辺ウォーキング
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 下町低地と山の手の台地を境する飛鳥山には2種類のトンネルがある。 一つは屈曲した狭い峡谷がネックとなって氾濫を起こしやすかった石神井川に造られた長さ 380m の飛鳥山分水路。 もう一つは、この写真にある首都高速中央環状線(略称:中央環状、ルート C2)の飛鳥山トンネルである。 東京湾岸からここまでの下町低地を、荒川、隅田川、石神井川下流部の河岸や川の上を利用して進んできたこの高速道路が山の手の台地に登る位置に飛鳥山がある。 都民の憩いの場である飛鳥山公園を高速道路で分断するわけにはいかないのでトンネルとなったが、それもかなり複雑な構造のものとなった。 下町低地を内回り外回り車線並列の高架で来た道路は、まず都電荒川線とJR 合わせて 10 本の線路をくぐるために急勾配で地下に潜る。 地下では地下鉄南北線を避けるために微妙に上り下りしたあと、この写真のように明治通りの中央に急上昇してくる。 トンネルに入る時は内回り(台地方向)と外回り(下町方向)並列だったものが、幅の狭い明治通りに出るここでは、内回りが上、外回りが下という2層の高架道になる。 また、エンジンをふかして急坂を登る車の騒音防止のため、内回りの登坂車線を防音壁で囲む必要があったため、このように大げさな形になった。車の時代になった今でも、飛鳥山は交通の難所。 ドライバーの方々、くれぐれもご注意のほどを!

2021年10月18日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):+35 45 5.47, +139 44 17.41 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 230°

PanoraGeo-No.604     直前のページに戻る     BACK⏎  このテーマ 3/13  ⇒NEXT