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![]() ![]() ![]() 王子周辺ウォーキング 2 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る ![]() 岩槻街道のルート A:飛鳥大坂 B:王子大坂 出典 江戸名所図グループ : 江戸名所図会の文字拡大 |
鉄骨むき出しのJR線ガードの向こうに、飛鳥山の裾をたどり大きくカーブする
飛鳥大坂とそれを上る東京さくらトラムが見える。都電荒川線のこの愛称は
あきらかに桜の名所飛鳥山を意識してのものであろう。トラム(tram)には路面電車の意味があるが、
都電荒川線が路面を車と一緒に走るのはこの飛鳥大坂だけで、ここ以外は専用軌道を走る。 現在では明治通りと呼ばれるこの道はかつての岩槻街道である。 本郷で中山道と分岐、幸手で日光街道と合流する岩槻街道は日光街道の脇街道で、徳川将軍の 日光参詣ルートだったため日光御成道(にっこうおなりみち)とも呼ばれる。 東京都が飛鳥大坂に設置した標識には、「いまはきわめてゆるやかな勾配だが、『東京府村誌』には『飛鳥山坂、 本村(滝野川村)にあり、飛鳥橋の方に下る。長さ一町十二間三尺、広さ三間、坂勢急なり』と記されている ように都内でも有数な難所であり、荷車の後押して手間賃をかせぐ人もいた・・・」とある (都の標識)。 飛鳥橋は、この写真で JR 線ガードのすぐ向こうを流れていた 下郷二十三ヶ所用水(下流の荒川区や台東区では音無川という)にかかる橋であった。岩槻街道は、その後、 JR 王子駅東口で石神井川を渡り、すぐにUターンして、対岸の台地に上る王子大坂にかかる。 石神井川の谷を越えるために急坂を下ったり上ったりの王子は岩槻街道のちょっとした難所であった。 2021年10月18日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+35 45 11.34, +139 44 16.38 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 239° |
PanoraGeo-No.611
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