Tsukuba Bairin on the foot slope of Mt.Tsukuba

大小の岩塊が散らばる斜面につくられた筑波山梅林

Mt.Tsukuba Plum Forest Garden on the slope scattered with rock masses

randum


テーマ 43

裾野も楽しい筑波山
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 2002 年、筑波山梅林再生プロジェクトが始まったばかりで、梅の木の間伐や枝打ちが行われて、やや寂しい感じの梅林ではあるが、その分、無数の岩塊が散らばる緩斜面の状況がよくわかる。 また、写真右下隅に向かって流れる中ノ沢の小さな流路も見える。
 筑波山梅林はこの中ノ沢の沿岸、標高 200m から 270m にあり、斜面の傾斜は 13 度とかなり急であるが、ふもとの方に行くと8~9度と緩やかになる。 この斜面には大小さまざまな岩塊が半ば土に埋まった状態で散らばっており、その中には人の背丈よりも大きいものもある。これらの岩塊はすべて筑波山の中腹以上をつくる斑れい岩である。 このような大量の土砂や岩塊は、大雨などの際に中ノ沢上流で大規模な崩壊が起きたり、あるいは谷底にたまっていた大量の土砂と岩塊が一挙に流れ出したりして発生する土石流の産物である。 筑波山の山麓緩斜面(裾野)のほとんどすべてが、この梅林で見られるような傾斜の、土石流堆積物で覆われた地形である。
 中ノ沢の源流は男体山南面の険しい地形で、2014 年には小規模な崖崩れが起きて筑波山自然研究路が不通になった。 このような状況の中ノ沢の下流部に位置する梅林やその周辺の裾野は、茨城県の土砂災害(土石流)警戒区域等指定箇所になっている(参照:梅林と土石流警戒区域の地図)。 中ノ沢と同じ南麓緩斜面を流下する男女川(みなのがわ)、千寺川(せんじゅがわ)、又次沢などの沿岸も同様の指定を受けている。

2002年3月8日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):+36 12 55.15, +140 5 29.01 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 112°

PanoraGeo-No.644     直前のページに戻る     BACK⏎  このテーマ 17/26  ⇒NEXT