横浜港発祥の地、象の鼻パークThe birthplace of Yokohama Port, Zou-no-hana (Elephant Nose) Park |
randum
テーマ 44 ミニトリップ・イン・横浜 19 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
1859年(安政6年)、開港に際して、今の大さん橋の付け根西側に、
長さ 100m 余りの2本の小さな突堤が 120m ほどの間隔で建設された。これが横浜港の起源である。
沖に停泊した大きな船と突堤の間は艀(はしけ)によって人や貨物が運ばれた。
2本の突堤の間の水面を荒波から守るため、1867 年(慶應3年)に、東側の突堤から直角に
やや湾曲して伸びる防波堤が築造された。高いところから見るとその形が象の鼻のようなので
象の鼻防波堤と呼ばれるようになった。写真右端から出て来る石垣が現在の象の鼻防波堤の一部である。
この防波堤の形は建設以後いろいろ変わったが位置は変わらない。2009 年の開港 150 周年に際し、
開港期当時のような形に戻され、この水面を囲む一帯が整備されて象の鼻パークになった。
東側の突堤に接して大きな船が接岸できる鉄桟橋(現在の大さん橋)が出来たのは 27 年後の
1894 年(明治27年)である。1871 年(明治4年)に欧米に渡航した岩倉使節団も
この象の鼻に囲まれた水面から艀に乗って沖で待つアメリカ号へ向かった
(参照:岩倉使節団出航の図)。 2023年3月16日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+35 26 57.24, +139 38 43.14 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 320° |
PanoraGeo-No.686 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 19/20 ⇒NEXT |