Production of cocoa beans by farmers in flood plain (2)

氾濫原農民のカカオ豆生産(2)

Production of cocoa beans by farmers in flood plain (2)

randum


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アマゾン氾濫原 
(ヴァルゼア)

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 ココアやチョコレートの原料として商品価値のあるカカオ豆は白い柔らかな果肉付に包まれているので、これを取り去る必要がある。 そのためにここで使われていたのはチピチ Tipiti という細長い籠である。 ミリチヤシの 葉柄の皮などのヒゴを編んでつくった籠で、もともとはすり潰したキャッサバを絞ってキャッサバ粉(ファリーニャ)をつくるために先住民 インディオが使っていたものである。 人の背の高さほどの長いチピチの中に果肉付きのカカオ豆(左下の)を詰める。チピチの上端をカカオの成木の幹にくくりつけ、下端に鉄パイプを通した梃に体重をかけて引っ張る。 チピチの直径が縮まって中に詰められた果肉が甘くておいしいジュースになって絞り出される。

2002年8月12日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-2 32 39.97, -56 31 20.47 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 160

PanoraGeo-No.703     直前のページに戻る     BACK⏎  このテーマ 14/21  ⇒NEXT