「霧の砂漠」への南の入口、チリのオルノス湾Hornos Bay of Chile, southern entrance of the misty desert |
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チリの首都サンティアゴの北 400㎞ に位置するラセレナやコキンボなどの都市はアタカマ砂漠の南の入口である。
写真はラセレナの北 30km にあるオルノス湾(南緯 29 度 38 分)で、アタカマ砂漠の海岸部に特有な海霧のために霞んでいる。
ラセレナの気候は年平均気温 13.8 ℃、年降水量 80mm(1991~2020年 平年値)という砂漠気候であるが、その割に植生が密なのはこのような海霧の影響であろう。
ここより北に向かい、ペルー北部まで 3200㎞ にわたって砂漠が続く。
大陸西岸の亜熱帯(中緯度)高圧帯に形成される西岸砂漠あるいは海岸砂漠とよばれるものである。
ただし、霧に覆われるのはこの砂漠の海岸に近い部分のみで、内陸には海霧が届かない砂漠が広くひろがっている。
2003年8月29日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-29 38 4.71, -71 17 15.41 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 8°
PanoraGeo-No.205 🔍拡大