南緯40°付近のアンデス稜線部にそびえるラニン火山で、標高は富士山とほぼ同じ。 チリ、アルゼンチン両国に跨っている。この付近の緯度のアンデス山脈は西岸海洋性気候のもとで 温帯林に覆われている。ラニン山麓、標高約 1100m の高原で目立つのはアラウカリア (ナンヨウスギ科ナンヨウスギ属)の一種であるアラウカリア・アラウカーナ(Araucaria araucana)で チリマツとも呼ばれるもの。写真の濃い緑の木がそれで、中生代から生き続けてきた寿命の長い植物種である。
2005年3月18日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-39 34 10.25, -71 30 16.90 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 178°
PanoraGeo-No.219
テーマ 1. 南部アンデスの火山 P.4 で使用