シャパーダ・ジアマンチーナの台地をつくる先カンブリア時代堆積岩Pre-Cambrian sedimentary rocks of Chapada Diamantina |
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これはシャパーダ・ジアマンチーナのパイ イナシオ丘の崖に露出している砂岩を主とした地層(トンバドール層)である。いかにも硬そうな感じがする。 この地層ができたのは約 12 億年前(先カンブリア時代の中原生代)という古い時代である。 厳密にはゆるやかに傾いているとはいうものの、日本のような地殻変動の激しいところでは考えられないほど変形の程度は小さい。
ロライマ山やエンジェルの滝で有名なギアナ高地のロライマ超層群の岩石は約 18 億年前(古原生代)で、シャパーダ・ジアマンチーナより若干古い。 しかし、両者とも、ほぼ水平に横たわる硬く固結した砂岩、礫岩を主とする堆積岩からなっている。したがって頂の平ら台地や高い滝があるなど、地形もよく似ている。 ただ、台地の高さや広さではギアナ高地にはかなわない。 シャパーダ・ジアマンチーナには落差 340m のフマーサの滝があるが、ギアナ高地の落差約 1000m のエンジェルの滝には及ばない。 シャパーダ・ジアマンチーナはギアナ高地を一回り小さくしたものと言えそうである。
2007年3月6日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-12 27 25.83, -41 28 19.99 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 260°
PanoraGeo-No.250
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