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アルケ川中流部のグーグルアース画像

アルケ川中流部のグーグルアース画像(2011年)

Google Earth image on the middle stream of Río Arque, Cochabamba, 2011

前の写真(1986 年)と同地域の2011年グーグルアース画像で、赤線で示した扇形が写真の画角である。 この期間に起きた主な変化は:

①アルケ川の北西岸(左上側)の川沿いを通っていた鉄道線路が消失している。 対岸(南東岸)の二本の支流から流出した土砂によってピンクベージュ色の扇状地が成長している。これによって北西岸沿いに流れるようになったアルケ川の流れに洗われて河岸が広く崩壊、鉄道線路は跡形もなくなってしまった。 アルケ川沿岸にはこのような被害を受けた場所が何か所かあり、これがこの路線がいち早く廃止された要因と思われる。

鉄道が使えなくても、コチャバンバから東コルディレラ山脈を越えてアルティプラノへ行くには、整備されたコチャバンバ・オルーロ自動車道がある。 この道路は崩壊が多くメンテナンスが困難な川沿いのルートはとらず、安定した斜面中部を縫うようなルートで建設されている。

②鉄道を失った代わりに、住民は谷底に新しい耕地を得た。1986 年の写真ではまだ裸地だった扇状地には、上流から灌漑用の用水路で水をひいて、畑が拓かれている。

テーマ 15. ボリビア・アンデス鉄道 P.3 の資料

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