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Two lakes in Altiplano during the Ice Age

アルティプラノ(ボリビア高原)は西コルディレラ山脈(西山系)と東コルディレラ山脈(東山系)の間に横たわる平原で、新第三紀末頃おきた断層運動による地溝が、堆積物で埋められてできたものである。 標高は北部で約 4000m、やや低くなる南部でも 3650m という高所にあるので、アルティ(高い)プラノ(平原)=高原という普通名詞が固有名詞として使われる。

今から2万年くらい前の最終氷河の最盛期には、アルティプラノの北部と南部に分かれて大きな湖が出来ていた。 北部のもの(左図のバリィビアン湖)は現在のチチカカ湖の前身で、水面標高は3860m、南部のもの(同ミンチン湖)はポーポ湖やウユニ塩原の前身で水面標高は 3760m であったという。

原図:Troll (1927-28), 編集:野上(1975)

資料:野上道男(1975):アンデスのさまよえる湖(一)(二)、地理 20(11)

氷河時代にアルティプラノにあった二つの湖

Two lakes in Altiplano during the Ice Age

拡大テーマ 15. ボリビア・アンデス鉄道 P.7 の資料

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