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地理Bの問題 2 BACK⏎ ⇒HOME 直前のページに戻る |
では、「この写真はどこで? 1.アンデス山脈の西の麓、2.アンデス山脈の高地、
3.アンデスの山脈の東の麓」、という問題。 正解は2である。ペルーのアンデスでは、 標高 3600~3800m あたりから上に、このような高地草原が見られ、プーナ草原とよばれている。 写真撮影地はサンタ川上流域の標高 3810m の地点である。草原の主体をなすのが写真で 一面に生えているイチュー(学名 Stipa ichu )で、リャマ、アルパカなどの家畜や ビクーニャなどの野生動物の餌となる。谷間に住む農民は家畜をこの高所まで連れてきて放牧する。 また家屋に使う日干し煉瓦(アドベ)をつくるとき、イチューのストローを泥に混ぜ込んで強度を 高めるのに使う。遠方の白峰はブランカ山脈最南部に位置するカウジャラフ(Caullaraju、5681m)山で、 この付近の万年雪の下限は 5000m 付近にある。 このくらいの知識があれば次のような問題は容易に解けるはずである。 入試問題の例 1986年8月7日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-9 52 30.54, -77 24 17.08 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 122° |
PanoraGeo-No.275 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 2/2 ⇒HOME |