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熱帯の白砂 (しろすな) 3 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
レシーフェやサルヴァドールなどの都市があるブラジル北東部地方の
東海岸を縁取る平野では、タブレイロス(tabuleiros)とよばれる台地が広い面積を占めている。
アマゾン地方におけるテラフィルメ台地に相当する地形である。
また、この地方の気候は弱い乾季のある熱帯雨林気候(ケッペンのAm気候)で、この点でも
アマゾン地方と似ている。タブレイロス台地に一般的な土壌は、赤黄色ポドゾル性土
(湿潤気候のアルティソル)とよばれる、表土が明るい褐色を呈する土壌であるが、
一部のタブレイロス台地には白砂が発達している。写真はパライバ州の台地にみられる
高さ3~4mはあると思われる白砂の崖で、その手前にはこの白砂から浸み出した水がたまっている。
この水は、濁りのない非常に濃い褐色、いわばコーラのような色した熱帯の「黒い水」である。
すなわち、白砂は「黒い水」の起源である。
1994年7月15日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-7 24 59.14, -34 57 32.41 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 317° |
PanoraGeo-No.276 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 3/9 ⇒NEXT |