アタカマ砂漠海岸部にあるパンデアスカル国立公園のロマ植生Loma-formation of Pan de Azúcar National Park in the Atacama Desert coast |
randum
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アタカマ砂漠南部の海岸(南緯26度08分)にあるパンデアスカル国立公園の一部には、写真のような、地面にへばりついた疎らな植生が斑点状に生えている。 南方約 20㎞ のチャニャラル市と同じく年降水量 10mm という極端な砂漠気候にもかかわらず植物の生育が可能なのは、斜面を頻繁に覆う海霧の水分のお蔭である。 このような霧に依存するタイプの植生はロマ植生とよばれ、この写真よりはるかに密で、お花畑のような景観を呈するものまである。 アタカマ砂漠では約 50 地点のロマ植生分布地が報告されている(ロマ植生の分布)が、その分布はチリ海岸山脈の標高0m~1100m に限られており、アタカマ砂漠でも海霧が到達しない内陸部はほとんど無植生である。
2003年8月31日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-26 12 44.53, -70 39 23.24 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 306°
PanoraGeo-No.281 🔍拡大