Mountains of no vegetation behind Chañaral city

チャニャラル市街地背後の無植生の山々

Mountains of no vegetation behind Chañaral city

randum


 テーマ 18

霧の砂漠を~♪
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 頻繁に海霧に覆われるとはいえ、年平均気温 20 ℃、年降水量が 10mm 前後という極端な砂漠気候のもとでは、特別な場合を除き植物の生育は困難である。 霧が晴れて現れたチャニャラル市街周辺の山地は、ほとんど無植生の岩石砂漠であった。 このような「霧の砂漠」は、ペルー北部の南緯5度付近からチリ北部の南緯 30 度付近の海岸沿いに分布している。
 チャニャラルは 19 世紀前半、内陸で見つかった銅鉱の輸出港として成立し発展した町である。 この都市の100㎞ あまり東方にあるポトレリージョス銅山とエルサルバドル銅山はチリを代表する銅産地であるが、前者は1959年に閉山した。 後者は何度も閉山の危機はあったものの、2023年時点では細々と操業しているが、問題は同銅山の鉱山廃棄物(尾鉱)によるチャニャラル湾の汚染である。
 写真中段右寄りにある塔は、ミレニアム(千年紀)を記念して 2000 年に完成した銅板張りの観光用チャニャラル灯台である。

2003年9月1日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-26 20 22.68, -70 37 6.55 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 191°

PanoraGeo-No.280   🔍拡大

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