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ぼくとわたしの 富士登山 3 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
登山バスの終点で、休憩所や駐車場などがある富士宮口登山道(富士宮ルート)
五合目(標高 2400m)付近には、人の背の高さより高い木が茂っているが、そこから登山道を 200m も
進まないうちに、この写真のような、背の低い草がまばらに生える開けた景観となる。
森林限界を超えて、亜高山帯から高山帯に入ったわけである。日本のほかの
山では、森林限界を超えた高山帯の低い部分にハイマツが茂ることが多いが、富士山にはハイマツがないため、
このように森林から草原へと一気に変ってしまう。富士山ができたのが新しく、また孤立した山であるため、
ハイマツの種が飛来していないためである。同じ理由から、富士山には高山植物の数も少ない。
これから登る斜面が一目で見渡せ、最高点の剣ヶ峰に設置された気象観測用レーダードームも
白い点となって見える。
1979年8月2日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):35°20'14.48, 138°44'4.64 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 354° |
PanoraGeo-No.296 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 3/17 ⇒NEXT |