ペルー・アルティプラノ、チチカカ湖北岸のコアタ川平野Coata River Plain on the north bank of Titicaca Lake, Peru Altiplano |
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テーマ 21 ペルーレイル8 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る フリアカの気温と降水量*1) |
チチカカ湖(水面標高 3812m)の北東岸にあり、ペルー・アルティプラノの中心都市フリアカが立地するコアタ川の平野である。 ペルーレイルの線路の両側に広く畑がひらかれている。 この付近の気候は、ボリビアのアルティプラノに比べて湿潤で、500~600mm の年降水量があるので、灌漑なしで農耕が可能である(直近のフリアカ市の気候:年平均気温 11.5 ℃、年降水量 523 mm)。 写真を撮影した9月半ばは、乾季(5~8月)が終わって雨季が始まる時期なので、種まきのために耕されて黒く見える畑が増えてきた。 真夏でも月平均気温が 13 ℃に届かない冷涼な気候のため、馬鈴薯(ジャガイモ)、キノア、大麦、冬小麦など、寒冷に強い作物が栽培される。 チチカカ湖の湖水の影響で夜間の気温低下が弱く、降霜がほとんどない点は農業に有利である。
*1) 気象庁資料より
2011年9月13日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-15 46 35.84, -70 2 5.72 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 347°
PanoraGeo-No.334 🔍拡大